マナツ☆ブログ

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【SIVGA Que レビュー】北米産メイプル材の高級感溢れるイヤホン。

イヤホンは単なる「音を聴く道具」でしょうか?
私は、時には所有欲を満たしてくれる「工芸品」であってほしいと願っています。

今回、以前から気になっていた「SIVGA Que」を手に入れました。
このイヤホンの最大の特徴は、フェイスプレート「北米産ホワイトメイプル材」が使われていること。

自然素材ゆえに、一つとして同じ木目は存在しない。
ギターの木目をずっと見ていられる木目マニアとしては、こういう唯一無二のものってロマンを感じざるを得ません。

今回は、普段使用しているモニターイヤホン「Truthear ZERO:RED」との比較や、少しマニアックなスペックの話、そして「ベストバランス」だと感じたリケーブルについて語ります。

1. 音質レビュー:ベリリウムの深みと「木」の優しさ

まずは音質の印象から。
SIVGA Queは、10mmのベリリウムメッキ振動板を搭載しています。

一聴して感じるのは、「音楽を楽しむためのチューニング」になっていること。というか、それが普通のイヤホンなんですが。むしろモニター系ばかり持っている私が異常。

  • 低域ベリリウム特有の、沈み込むような深さとレスポンスの良さがあります。ボワつくことなく、タイトに鳴ります。
  • 中高域ベリリウムという金属メッキ振動板だったり、亜鉛合金ボディだったりするのですが、金属的な刺さりが全くなく、角が取れた非常にマイルドな響きです。むしろもうちょっと盛ってもいいのよ。

普段、私はSennheiserのHD600やHD6XX、あるいはAKG K240Sを使っているため、イヤホンもモニター系の「Truthear ZERO:RED」を購入しましたが、あちらが「音を分析する」ような音だとすれば、Queは「音に浸る」ための音。
ZERO:REDの味気無さ(それはそれでリファレンスとして非常に良いのだけど)に対して、低音域~中音域にフォーカスした音は、いつまでも聴いていたくなる心地よさがあります。

2. 【技術検証】なぜZERO:REDより音が大きい?インピーダンスと感度の罠

この2機種を使い比べていて、ある「不思議な現象」に気づきました。
Bluetoothトランスミッター兼DACであるFIIO BTR15のボリュームは同じままなのに、SIVGA Queの方が圧倒的に音が大きく聞こえるのです。

スペック表を見比べてみると、一見矛盾しているように見えます。

一般的には「インピーダンス(Ω)が低いほうが、電流が流れやすく音が鳴らしやすい」と思われがちです。数字だけ見れば、ZERO:REDの方が鳴らしやすいはず。
しかし、ここには「感度(Sensitivity)」というもう一つの重要な指標が関わっています。ここも表記違いで勘違いしやすいところだったりもします。

  • SIVGA Que:感度 108dB/mW
  • Truthear ZERO:RED:感度 約117.5dB/V (mW換算すると 約100dB/mW 程度)

オーディオにおいて、感度の「数dBの差」はエネルギー効率に大きな違いを生みます。
SIVGA Queは非常に「燃費が良い(高効率)」ドライバーを積んでいるため、実はスマホ直挿しや小型のドングルDACでも、パワー不足を感じることなく余裕でドライブできるのです。

3. リケーブルの正解:「KBEAR 梵音絡」との出会い

SIVGA Queの純正ケーブルは、見た目も豪華で悪くないのですが、個人的には少し中低域寄りになりすぎると感じました。
もう少し高域の抜け感や、分離感が欲しい。

そこで試したのが、KBEAR 梵音絡(ファンインルオ?)」というケーブルです。

これは銀メッキ銅線と無酸素銅線のミックス線なのですが、これがQueと割と相性が良い。若干、2pinの接続が緩くて不安ですが、勝手に抜けたりはしないので今のところはセーフ。
純正で感じた「わずかな籠もり」が晴れ、高域が少し伸びるようになりました。かといって、Queの持ち味である木の温かみは消えません。

ZERO:REDには「Tripowin Zonie」を合わせていますが、SIVGA Queにはこの「KBEAR 梵音絡」が、私の環境ではベストバランスだと感じました。え?もっと良いケーブルを買え?いや、1万円のイヤホンに1万円のケーブルは違うでしょ…。

まとめ:ロマンと実用性を兼ね備えた一本

美しいメイプルの木目、温かみのあるサウンド、そして機材を選ばない鳴らしやすさ。
SIVGA Queは、モニターサウンドに少し疲れて「ただ純粋に音楽に癒やされたい」という時に、自然と手が伸びるイヤホンです。

木目は一つひとつ違います。
あなただけの「唯一無二」の相棒を探してみてはいかがでしょうか。

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